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ビジネスマンに多い腰痛とは?出張中にもできる対策

こんにちは。
八王子くわの森整骨院です。

多くの男性を悩ませる腰痛の実態

男性が抱える悩みの症状に腰痛があります。2019年に厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、病気やけがなどの中で「腰痛」に自覚症状を感じると答えた人は、症状別で首位にあたりました。

[1 自覚症状の状況 ](https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/04.pdf)

これは、症状2位である「肩こり」の約2倍の有訴者数にあたり、データからも多くの男性を悩ませる現代病であることがわかります。調査によると、女性が抱える自覚症状の首位は「肩こり」、2位が「腰痛」です。男女別でみても男性有訴者の割合が高いことが顕著です。男性の中でも、ビジネスマンが慢性的な腰痛を抱えるケースは多くあります。働き盛りの若手から中年までさまざまな年代の方が痛みに悩まされ続けているのです。なぜ、腰痛はビジネスマンに多いのでしょうか。「出張中に痛みが出てつらい」「朝から一日中腰が痛いときがある」「デスクワーク中腰に違和感を感じる」と感じている方は少なくないでしょう。とくに、ここ数年の間は新型コロナウィルス感染症でのリモートワーク増加の影響で、悩みを持つ方が増えている印象です。腰痛の主な原因には、生活スタイルや心理的要因などさまざまです。症状に合わせた対策をとる必要があるでしょう。痛みを放置していると、出張などの移動先での仕事や、普段の生活に支障が出るほど症状が悪化するケースがあるため危険です。具体的な原因や対策を後述します。快適な職場生活を送るためにも、原因を追求して早めに改善に努めましょう。

ビジネスマンを悩ませる腰痛の原因とは?

腰痛を抱えていると、気分が優れないことや、業務の生産性の低下など仕事に影響を及ぼします。日本の医療技術が発展しているのにも関わらず、腰痛の症状に悩むビジネスマンが減らないのはなぜなのでしょうか。出張で移動が多いビジネスマンにとって腰痛は深刻な問題です。日本整形外科学会の調査によると、腰痛の症状の中で病気などと原因が特定できるものはわずかで、ほとんどのケースは原因が特定しにくい特異な症状であると推計されています。ビジネスマンが悩まされている腰痛も、原因が特定しにくい「非特異的な腰痛」がほとんどでしょう。この「非特異的な腰痛」は一般的に腰痛症や神経症と診断されています。レントゲンの画像検査でも原因が特定できないことが特徴です。これらは、ライフスタイルや心理的要因、睡眠環境などの影響が大きいと考えられています。中には神経の支障から腰の痛みを発症するケースもあるのです。可能性のある原因を以下で詳しく解説します。

 

生活習慣

原因が特定できない腰痛は生活習慣が大きく影響しています。具体的には、長い時間同じ体勢で腰に負担をかけている、猫背などの悪い姿勢を繰り返す、運動不足による筋肉の衰え、などです。寒暖差など気温の影響も受けることもあるでしょう。とくに、寒い冬は低気温で筋肉が固まりやすく、神経が過敏になることで腰痛を引き起こすことがあります。

筋肉のねじれ

肉体労働など筋肉に負担がかかる仕事や、重い荷物の積み下ろし作業などを継続的に行うと腰痛を起こしやすくなります。筋肉や体幹をひねることで痛みが発症するためです。反対にデスクワークなど椅子に座る仕事も注意が必要です。同じ姿勢を取ることで、両足の付け根や骨盤周辺の筋肉が固まり柔軟性を失うことが腰痛につながると考えられています。リモートワークでデスクワークの時間が増えた方は用心した方が良いでしょう。

ぎっくり腰

腰痛の代表的な症状にぎっくり腰があります。ぎっくり腰は、体の曲げ伸ばしで体幹や筋肉が損傷したときに起こる急性疾患です。激しいときは、痛みで歩行できないなど日常生活が困難になることがあります。急に立つ座るなど体に衝撃を与えることや、無理な体勢で腰に負担をかけると発症しやすい傾向があります。緊張が続くことや季節環境などの影響を受けやすいことも特徴です。腰椎の骨折など重症疾患と症状が似ているため、慎重な判断が必要です。

心理的な要因

人間の脳には痛みを和らげる機能があります。痛みを発症すると、脳に伝わりドーパミンという神経物質が働きます。その後、セロトニンやノルアドレナリンが放出されて、痛みを伝える機能を脳内で遮断する仕組みです。しかし、職場や家庭で悩みや不安があるときは、痛みを和らげる機能が正常に働かなくなることがあります。その結果、少しの痛みでも大きく感じることがあるのです。心理的要因が疑われる腰痛の特徴として「朝症状が出やすいこと」があります。通常腰痛は夕方や夜など体の疲労とともに発症するケースが一般的ですが、心理的要因が影響した場合、午前中に感じる気分の落ち込みや無気力感などがきっかけで痛みを発症し、午後から夕方にかけて徐々に症状がおさまります。

ストレス

ストレスは腰痛に影響を与えます。ストレスを感じると血流が悪化して腰回りが血行不良となり腰痛を引き起こすのです。また、腰痛を発症することで脳に影響を及ぼして神経物質が放出されにくくなり、痛みを和らげる機能が働かなくなります。症状を繰り返すことで腰痛に対する恐怖や不安が広がり、ストレスがさらに症状悪化を引き起こす、など悪循環となるでしょう。実際に、ストレスで腰痛を実感している方は「仕事に満足していない」「上司に不満がある」「過労を感じている」など仕事や家庭に対する不満や悩みを持つ傾向があります。現在、イライラする、食欲がない、睡眠不足などと感じている方は十分に注意する必要があるでしょう。

 

神経障害

腰は神経と深く関わります。背骨の間には「椎間板」があり、衝撃から身を守る役割を務めています。この「椎間板」を構造する「線維輪」は年齢を重ねると老化することがあります。老化した「線維輪」が変形や亀裂を繰り返すと、組織が飛び出し神経を圧迫してしまうのです。この症状が「腰椎椎間板ヘルニア」です。腰や下肢にかけて痛みを伴うことが一般的で、しびれなどを感じる場合もあります。「腰椎椎間板ヘルニア」は、椎間板を圧迫することが原因であるため、出張など長距離移動や荷物の上げ下ろしなどを繰り返していると症状を引き起こしやすくなるでしょう。また、喫煙習慣や同じ姿勢を長時間続けると症状悪化の要因になります。同じく背骨の椎間板の老化の影響で、神経を圧迫することが原因で引き起こす病気に「腰部脊柱管狭窄症」があります。ある一定の姿勢で発症しやすく痛みが断続的に続くことが特徴です。腰やお尻などに痛みを感じやすいでしょう。

骨格

男性は骨盤が縦に長い形をしています。助骨弓が広く「いかり肩」体形が多いことが特徴です。そのため、助骨の下の腹部分に脂肪がつきやすく背中が沿った姿勢になりやすい傾向があります。加えて骨盤周辺の筋肉が固く弾力がないため腰痛を招きやすいのです。高齢で骨がもろくなり骨粗しょう症を発症して腰痛を引き起こすこともあります。骨が弱ると椎骨に影響を与えやすく骨が圧迫するため痛みが生じるのです。

 

腰痛危険度をセルフチェックで確認!

腰痛に悩みを抱えている場合、取り急ぎ診察の必要がないケースが多いため病院を後回しにしてしまいがちです。また、「体を動かすときだけ腰の調子が悪い」「じっとしていても痛みを感じる」など症状は人それぞれです。自分の症状について詳しく把握できてない方も多いでしょう。しかし、内蔵や脊椎などの重大な疾患が潜んでいるケースもあります。腰痛危険度をチェックして症状を確認してみましょう。

危険度低

- 体の動作に合わせて腰が痛む
- 1カ月以内に痛みが治まる
このような症状の場合は、関節や筋肉が原因である可能性が高く危険度は低いでしょう。ただし、症状が良くならないことや数カ月症状が続く場合は注意が必要です。

危険度中

- 脚が痛む・しびれる
- お尻が痛い
上記の場合は危険度中です。脚がしびれて長く歩けない・お尻が痛いなどの症状は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄の可能性があります。どちらも症状が悪化することがあり、十分に注意する必要があるでしょう。

 

危険度大

- 動かなくても痛みを感じる
- 背中が丸くなってきた
静止状態でも腰痛を感じるときは、内蔵や脊椎の疾患の可能性があるため危険度大です。また、背中が丸みを帯びてきた場合は、骨の老化による骨粗しょう症も考えられます。

 

ビジネスマン必見の腰痛対策4選!

腰痛は多くの場合、生活習慣や運動不足が原因です。病院に行くほどの症状でないときは、セルフケアで腰痛改善の効果が期待できるでしょう。とくに、ビジネスマンの方は会議中同じ姿勢で座り続けることや出張で長い時間歩くなど、腰への負担が蓄積している可能性があります。こちらでは、自宅や出張先でできる腰痛改善方法をご紹介します。忙しいビジネスマンの方でも短時間で取り組めるため、ぜひ参考にしてください。

ツボ押し

腰痛に効果的なツボをご紹介します。手の甲にある腰腿点(ようたいてん)というツボは、人差し指と中指の骨が交わる部分と、中指と薬指の骨が交わる部分の2ヵ所にあります。指で5秒を5〜10セット押してください。また、委中(いちゅう)というツボは脚の膝裏にあります。ちょうど中央部分にあるため両手の指を使って押してみましょう。ツボ押しは職場や出張先でも気軽に行える対策方法です。押すことで血行を良好にして体を温めてくれます。押しすぎると体の負担になるため注意してください。

正しい姿勢で座る

椅子に座ったときに正しい姿勢を保つことで腹筋が鍛えられて腰痛対策が期待できます。膝が、骨盤よりも高い位置に近づけることを意識して座りましょう。背筋を伸ばして下腹が出ないように力を入れて、足は地面につけておくことがポイントです。同時に、筋トレを併用すると効果的でしょう。片足を10秒ほどあげて下ろす筋トレを両足数回セットで行います。

クッションやマットレスを活用する

持ち運びできる腰痛対策用クッションやマットレスを活用することで腰痛を軽減できます。どちらも市販されていて機能だけでなくデザインや種類も豊富です。コンパクトで折りたたみができるため、職場や出張先で活用できるでしょう。クッションはフラットなタイプから腰周りに当てるタイプなどがあり、腰に優しくフィットして負担を和らげてくれます。マットレスは、ビジネスバッグに入るほど小型なタイプがそろいます。腰痛には高反発マットレスが効果的です。自分の体に合わないマットレスは睡眠の妨げになるため注意しましょう。

ストレス解消をする

ストレスを解消すると血行が促進されて脳の機能が正常化します。神経物質が放出されて痛みを和らげることができるでしょう。趣味や自分が楽しいと感じることを積極的に行うと効果的です。忙しく時間が無いときは、職場や出張先で瞑想や深呼吸などを取り入れてリラックスすることがおすすめです。

     2022年04月16日    

         

※個人の感想であり、効果には個人差があります。