スタッフブログ

ジュニア期の選手に多い腰椎分離症とは?|八王子|くわの森整骨院

腰椎分離症とは?

腰椎分離症とは腰椎後方部分の疲労骨折で、腰を反ったり捻ったりすると腰に痛みが生じる病態です。中学生や高校生のスポーツをしている子に多くみられ、特にサッカー、野球、テニス、陸上など頻回に体を捻ったり反ったりする競技で多発します。
よく聞く病名なので簡単に考えてしまいがちですが腰の骨が疲労骨折を起こしており、放置していると重大な後遺症を招いてしまう病態です。

ジュニア期の選手に多い腰椎分離症とは?

腰椎とは?

背骨は頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨から成り立っており、一つ一つの背骨を脊椎(せきつい)、全てをまとめて脊柱(せきちゅう)と呼びます。そのうち腰の部分にあるのを腰椎といい、腰椎は5つの脊椎から構成されています。
腰椎は上から見て前の半分を椎体(ついたい)、後ろの半分を椎弓(ついきゅう)といいます。
腰椎分離症はこの椎体と椎弓の境目部分に亀裂が入り、離れてしまうことで発症します。

腰椎分離症の症状

主に腰を反ったり、捻る動作で腰に痛みが生じます。
また分離症を起こしている背骨を押すと痛みが出ます。
進行すると足やお尻にしびれや痛みが出ることもあります。

腰椎分離症の原因

腰椎分離症は主に以下のことが原因で発症します。

●腰を反る、捻る動作の反復による疲労

腰を後ろに反る、捻る動作の繰り返しで負担がかかることが主な原因です。ハリガネを繰り返し曲げ伸ばししていると一箇所に負担がかかり、ポキッと折れてしまうようなイメージです。

負担がかかりやすい主なスポーツ動作は以下が挙げられます

・サッカーのキック動作
・野球のバットスイング動作
・バレーボールのスパイク動作
・走り幅跳びや高跳びのジャンプ動作
など。

●股関節や胸椎の柔軟性が乏しい

スポーツ動作で体を反ったり捻ったりする時は腰だけでなく、股関節や胸椎も一緒に動くことが理想です。股関節や胸椎が硬くて動かないと、その代わりに腰に大きな動きが求められます。そうなると腰だけに大きな負荷がかかるため腰椎分離症を発症しやすくなります。

腰椎分離症の予防方法

腰椎分離症を予防するための方法を以下に紹介します。

●股関節を柔らかくする

股関節が柔らかく動くことで、腰を反ったり捻ったりするストレスを軽減させることができます。特に股関節が後ろに伸びる伸展、内側に捻る内旋、外側に捻る外旋方向の可動性が重要となります。具体的には筋肉をマッサージしたり、ストレッチしたりすることが有効となります。

●体幹のインナーマッスルを強化する

体幹の奥の方にあるインナーマッスルは腰を安定させて保護する役割があります。特に重要な筋肉は腹横筋(ふくおうきん)と多裂筋(たれつきん)です。これらのトレーニングをすることによって腰へのストレスを軽減させることが有効となります。

腰椎分離症の治療方針

腰椎分離症と診断されたら原則、スポーツを休止して腰を安静にします。コルセットをして腰に負担をかけないようにして骨を癒合させることを第一優先とします。
発症して早期の場合、適切な治療がなされれば多くの場合、骨が癒合して完治となります。ですが腰椎分離症を見逃してしまってスポーツを続けていると、骨が癒合せず手術が必要となることがあるので要注意です。

腰椎分離症は放置しておくと背骨がずれてしまう「腰椎すべり症」や、神経の通り道が狭くなってしまう「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」を引き起こしてしまう可能性があるため早期に適切な治療を行う事が大切です。

八王子くわの森整骨院で行っているブロック式骨盤矯正は腰椎分離症の症状にも有効です。
骨盤の状態を整えることで腰にかかっている負担を軽減させ、筋力を発揮しやすい状態にすることが可能となります。
分離してしまった骨を癒合させるには回復を待つしかありません。ですが骨盤を矯正したり、筋肉を緩めたりすることによって腰への負担を軽減させることはとても重要です。


>>「ジュニア期の選手に多い腰椎分離症とは?」ほか、腰の症状についてもっと詳しく
柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修


なかなか良くならない腰の痛み。
時間が経てば治るだろうとそのままにしていませんか?

八王子駅徒歩5分、「横山町」バス停目の前! >>MAP
痛みの原因を明らかにし「再発させないように」しませんか?
>>TOPへ

     2021年08月11日    

         

※個人の感想であり、効果には個人差があります。