スタッフブログ
腰痛はどうして起こるの?原因と対処法
こんにちは。
JR八王子駅より徒歩5分の場所にある八王子くわの森整骨院です。
さて、今回のスタッフブログではなぜ腰痛は起こってしまうのか、その原因と対処法についてご紹介していきたいと思います。
腰痛の原因
一度、体のバランスを崩すとつらい痛みに悩まされる腰痛ですが、その腰痛のメカニズムと原因についてご紹介いたします。
背中と腰の構造から見た原因
脊柱を横から見ると、私たちの背骨は柱を立てたように真っ直ぐではありません。首が前、背中が後ろ、腰が前というようなS字形のカーブを描いています。もし脊柱が真っ直ぐだと、様々な衝撃で脳に振動が直接伝わることになってしまいますが、S字形になっているので、衝撃が吸収されて振動が響きにくくなっているのです。
さらに、脊柱は上半身を支える役割をしているだけではなく、曲げたり伸ばしたりひねったりという動きに対応できるような、しなやかな構造になっています。
仕組みを見ると、重い頭を支える役目を果たしている頸椎(けいつい)が一番上にあり、その下に胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)と続いていますが、腰椎は仙骨(骨盤)の上に乗っています。これらはそれぞれ、7個、12個、5個の椎骨というブロックを積み重ねた構造になっています。
椎間板があるおかげで、ある程度の伸縮性があって曲げたり伸ばしたりの脊柱の動きができ、脊柱にかかる衝撃を吸収して和らげる役目を果たしてくれているのです。
しかし、椎間板は老化が早くて、25歳をすぎた頃から椎間板の中央にある髄核(ずいかく)の水分が減り始め、35歳以降になるとその髄核を取り巻く繊維輪という軟骨の水分も減少して弾力性が落ちていきます。そのためにクッション効果が弱まり、腰椎への衝撃を緩和できなくなって腰痛が起こりやすくなります。
その他に筋肉の老化によって、上体を支えられなくなる場合や神経からくる痛みが原因の場合や、背骨(脊柱)の中にある脊髄から出ている末梢神経が痛みの原因となる場合もあります。
よく発生する主な原因
姿勢の悪さや一定の姿勢
前かがみや直立した姿勢を続けていると、腰の筋肉に大きな負担がかかります。
過度の運動や動作
激しいスポーツや、重いものを持ち上げた時や肉体労働などで腰の筋肉を酷使した場合にも腰痛が起こることがあります。
筋肉の衰え
運動不足や、加齢のため腰の筋力が衰えている人は腰にかかる負担がいっそう大きくなり、腰痛を起こしやすくなります。
骨の老化
閉経後の女性には、骨粗しょう症で骨がもろくなり、圧迫骨折を起こす人がいます。
そのために背中が曲がるなどして、背中が腰にかけて痛みが発生します。
内臓の病気
肝臓や子宮などの病気によって腰痛が起こることがあります。
頑固な腰痛がある方は、躊躇せずに病院や医師の診察を受けるようにして下さい。
こんな方は腰痛に注意しましょう
- 先天的に骨組みなどに以上がある方
- 骨の形、配列に問題のある方(腰が後ろに強く反っているような人)
- 椎間板ヘルニアの方
- 華奢な方
- 筋肉のバランスが悪い方
- 筋肉が発達していなくて脂肪の多い方
- 座りっぱなしや立ちっぱなしなどの仕事上、長く同じ姿勢を続けている方
- 腰に負担の多い労働をする方など
痛みの原因を判別しよう
これから4つの腰痛の特徴をご紹介しますが、いずれも共通するのは、加齢とともに腰まわりの筋肉や関節が衰えてこわばって柔軟性が失われることが原因だと言われています。そんな脆さを抱えた状態のところへ無理な動きが加わることで腰痛が発症します。
かがむと痛いのか、反ると痛いのか痛みの判別をしてみましょう。
筋性腰痛(腰痛原因の約10%)
筋性腰痛は、筋肉の使いすぎによって起きるいわば「筋肉痛」で、酷使した部分に炎症が起きた状態です。
運送業など肉体労働が多い人や、同じ姿勢を続けるデスクワークの人にも多くみられます。
痛い場所をピンポイントで特定できるのが特徴で、そこをほぐしてあげると痛みが和らぎます。
前屈腰痛(腰痛原因の40%)
前屈腰痛は、背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板に問題があり、物を拾う際など前かがみになった時に、椎間板が圧迫されて痛みが発生します。背筋が弱い人に起きやすく、猫背や前かがみになりがちなデスクワークの人にも発生しやすいようです。
この腰痛は、揉みほぐしても良くならないのが特徴です。
のけぞり腰痛(腰痛原因の40%)
のけぞり腰痛は、電車のつり革を持つや、洗濯物を干す、赤ちゃんを抱っこするなど腰を反り気味の姿勢をとった時に、背骨の後ろにある椎間関節がぶつかることで痛みが発生します。腹筋が弱いために反り腰になっている人に起きやすく、女性に多く見られます。
この腰痛も、揉みほぐしても改善しません。
お尻腰痛(腰痛原因の10%)
お尻腰痛は、厳密にいうと腰ではなくてお尻の近くにある仙骨の付け根の歪みや炎症が原因で発生します。
産後の女性に圧倒的に多い腰痛です。妊娠中に分泌されるホルモンの作用で緩んだ仙腸関節の靭帯が、出産後に正常に戻らないことで起こるケースが多いようです。
腰痛が発生した時の対処方法
腰痛が発生した時は、無理は禁物です。腰に負担がかからないようにできるだけ横になり、楽な体勢になりましょう。ただし、この時に無理をせずにできるだけ痛みが治ってから横になるようにして下さい。また、腰の筋肉はできるだけ使わないように注意しましょう。
ここでは、急性な腰痛と慢性的な腰痛の症状別で対策方法をご紹介いたします。
急性の腰痛の対処方法
ぎっくり腰などの急な腰痛が発生した場合、まずは腰に負担がかからないような体勢をとりましょう。
すぐに横になるのが難しい方は、しゃがんだり、壁や机に持たれかかったりするだけでも腰への負担が軽減できます。少し休んで痛みが軽くなってから、病院へ行くかゆっくり休める場所へ移動しましょう。
1.横になる
まずは、横になって楽な姿勢をとりましょう。
痛みがある時は、横向きになったり、前かがみでひざを曲げて寝ると良いと言われています。
仰向けに寝る場合は、ひざの下にクッションなどを入れると腰への負担が軽くなります。
また、腰椎椎間板ヘルニアなどの痛みは、低めの台に足をのせると軽減できます。
いずれの場合も自分の一番楽な高さに調節して、リラックスできる姿勢を見つけて下さいね。
2.コルセットやさらしをまく
腰痛用のコルセットやさらしなどを巻いて、筋肉や椎間板、腰の骨を動かない状態にするのも効果的でしょう。
3.解毒鎮痛薬を使う
痛みがひどく引かない場合は、市販の解熱鎮痛薬を服用するのも1つの方法です。
慢性的な腰痛の対処方法
慢性的な腰痛に悩んでいる場合は、日頃から腰痛の対策をしておきたいものです。
以下のような対策を試してみましょう。
1.ストレッチやマッサージで刺激を与える
腰痛に効果的なストレッチやマッサージを行うこともおすすめです。痛みがある部分を伸ばしたり、押したりすることで筋肉や血管に刺激を与えて、腰痛が軽減される可能性があります。ただし、痛みが強い時は無理をしないようにしましょう。
2.塗り薬や貼り薬で痛みをおさえる
腰痛を和らげたい場合は、塗り薬や貼り薬を利用する手段もあります。
筋肉や関節の痛みを和らげるインドメタシンやフェルビナクが入った物、血行を促進するためのビタミンEやアルニカチンキ、炎症をおさえて痛みを鎮めるサリチル酸グリコールなどが配合されている物など、様々なタイプの薬が販売されています。
一般的に慢性的な腰痛は、皮膚血管を拡張して血行を良くする温感タイプが良いとされていますが、説明文書をよく読み、ご自身に合った物を選ぶようにしましょう。
腰が痛むときに冷やすのと温めるのはどちらが効果的?
患部の痛みへ直接働きかける対策方法として、冷やす方法と温める方法があります。
一体どんな時に冷やして、どんな時に温めればいいのかをご紹介いたします。
原則として、熱を持っているような炎症状態の急性の痛みには冷やす、日常からの慢性の痛みには血行をよくするために温めて下さい。
どちらを選択したら良いかわからない時は、冷やす・温めるの両方を行い、気持ちの良い方を採用しましょう。
例えば、冷やすべき処置の時に温めると具合が悪いと感じるはずです。
患部の冷やし方
簡単に行える方法としては、タオルを水または氷水で濡らしたもので冷やすや、水分を多く含むジェル状の湿布を貼る、市販のコールドパック(冷却剤が入ったパックを冷蔵庫などで冷やして使用するもの)を使用します。氷で長時間冷やす場合は、低温火傷のおそれがあるので冷やしすぎに注意しましょう。
患部の温め方
温める場合は、体全体が温まるお風呂などがおすすめです。
他には、赤外線や患部に当てて使うホットパック、ドライヤー、使い捨てのカイロ、またはマッサージなどの方法があります。
温める時間の目安として以下の時間を参考に温めてみて下さいね。
- ホットパック→10分から15分ほど
- ドライヤーや使い捨てカイロ→15分以上
また、特殊な方法として冷灸と言われる方法があります。
この方法は、急激に患部を冷やした際に起こる反射性の血管拡張を利用して温かくする処置で、ビニール袋に氷を3から4個入れて、温度下げるために塩を一緒に入れて痛む部分に当てながらゆっくり力を加えた後に、10秒ほどたったら患部から離して、それを赤くなるまで繰り返します。
注意することは冷やしすぎないことです。処置後は乾いたタオルで水気を拭き取り、軽く揉んでおきます。冷灸を行った後は、痛む部分を冷やさないように注意して下さい。
慢性の腰痛にホットマッサージ
- 80度くらいのお湯で約10分ほど温めたホットパックや湯たんぽを用意します。
- お湯でしぼったタオルを用意し、ホットパックを包みます。
- これをビニールにのせて、患部に当たるようにして仰向けに寝ます。
枕などを使わずに、ひざを立ててその下にクッションを当てると腰への負担が少なくなります。ホットパックを2つ用意できる場合は、交互に使用すれば長時間患部を温めることができ、さらに効果が高まります。
腰痛改善におすすめのストレッチ方法
筋力の低下だけではなくて、柔軟性の低下も腰痛の原因となります。
緊張した筋肉をほぐして血行を促すことで腰回りの筋肉が柔らかくなると、可動域が広がって腰椎への負担が軽減されます。
そこで、おすすめのストレッチ方法をいくつかご紹介いたします。
腸腰筋(ちょうようきん・腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉)のストレッチ
- 足を前後に開いて、後ろ側の足で膝をつきます。
- 両手を前側の足の膝に置いて、少しずつ上体を前にスライドさせます。
- ゆっくりと元に戻します。
- 反対側も同様に行いましょう。
腰方形筋(ようほうけいきん・腹部の筋肉のうち、腹腔後壁を形作る後腹筋)のストレッチ
- 四つん這いの姿勢をとります。
- 息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸めます。
- 四つん這いの姿勢に戻ります。
- 息を吸いながら、背中を反らしてお尻を突き出します。
- 1から4までを5回繰り返します。
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん・脊柱の背側に位置する筋肉)のストレッチ
- 椅子に腰かけて、背筋を伸ばします。
- 背筋を伸ばした状態でゆっくりと腰を後ろにひねります。
- 深呼吸しながら20秒キープします。
- 息を吐きながらゆっくりと戻します。
- 反対側も同様に行います。
腰痛でお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで
いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログでは多くの方がお悩みの腰痛について、腰痛が起こる原因から対処法までご紹介していきました。状況に応じての腰痛への対処方法やストレッチ、マッサージの手順も載せておりますので、是非お試しくださいね。
様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない腰痛でお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。
また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。
柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修
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2021年02月23日
※個人の感想であり、効果には個人差があります。