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野球に多い怪我、野球肘

はじめに

少年野球では、約5人に1人が野球肘を罹患します。安静によって一時的に緩和しますが、弱点の強化や正しいフォームを習得しなければ、再発します。八王子くわの森整骨院には野球経験のあるスタッフもいますので、ぜひご来院下さい。

肘関節の解剖

肘関節を構成する骨は、肘から上の上腕骨、肘から下の橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃっこつ)です。この3つの骨の間にできる3つの関節が共通の関節包に包まれています。腕橈関節は球関節で、肘の屈曲・伸展や前腕の回内・回外時の安定性を保つ働きをします。腕尺関節は蝶番関節で、肘の屈曲・伸展の働きをします。上橈尺関節は車軸関節で、前腕部の回内・回外の働きをします。
肘関節の安定性を高めるため、関節包の外側を外側側副靭帯、内側側副靭帯が覆います。橈骨の上部を橈骨輪状靭帯が覆います。さらに、橈骨と尺骨間の上部を斜策が走り、前腕の回外を制御する働きをします。

野球肘とは

野球肘は投球動作によって肘に起きるスポーツ障害の総称です。野球肘には肘の内側に起きる内側側副靭帯損傷(内側型)と、肘の外側に起きる離脱性骨軟骨炎(外側型)の2種類があります。内側型の方が頻度が多く、特に成長期の小・中学生に多く見られます。主な症状は、投球中や投球後の肘の痛みです。肘関節の曲げ伸ばしがしにくくなり、急に動かせなくなることもあります。自覚症状がなく、圧痛(圧迫した際に感じる痛み)がない場合でも、罹患していることもあります。エコー(超音波検査)を用いた診断ができますので、肘の違和感を継続して感じる時は早めに検査を受けることをお勧めします。

野球肘が起きるメカニズム

野球の投球動作は、肩や肘などの同じ部位に繰り返し力が加わり続けます。具体的には、投球時に肘を高く持ち上げた際、外側(親指側)は上腕骨と橈骨がぶつかり合う力が働きます。骨の表面にある関節軟骨が徐々に損傷していきます。逆に、内側(小指側)は離れようと引っ張る力が働きます。少年期には靭帯が付着している成長軟骨付近の骨が損傷します。成長が終わった高校生以降では、骨と骨をつなぐ靭帯が損傷されます。
投球フォームは5つの相で説明されますが、特にコッキング期(投げる前に肘を一番後方に引いた状態)の肘下がりが良くないと言われています。投球フォームも肘の負担に大きく影響します。

野球肘の一般的な治療

投球を中止し、安静にすると軽快します。発生頻度は低いですが、痛みを我慢しながら投球し続けた場合、外科的手術が必要になることもあります。手術は骨を釘のようにして移植する方法、骨に穴をあける方法、肋軟骨や膝の軟骨を移植する方法などがあります。

八王子くわの森整骨院での施術

問診、姿勢や動作の観察、触診などの必要な評価を行います。体幹や下肢、特に股関節の柔軟性が乏しい場合も、肘などの上肢に負担を強めます。肘に負担がかかる原因が、足趾から股関節、体幹などの他部位の関節可動域や筋力の低下による場合も多くあるため、根本となる原因を見落とさないよう丁寧に診察します。安静のみでは一時的に回復しますが、また再発します。疼痛を緩和する徒手療法を行いながら、個別の状態に合わせたストレッチや弱点部位の筋力訓練の方法も指導します。甲子園に出場経験のあるスタッフもいますので、無理のかからない投球フォームを指導します。八王子くわの森整骨院は一時的な回復ではなく、長く競技を継続できるように根治を目指して施術します。


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柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修


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     2021年04月7日    

         

※個人の感想であり、効果には個人差があります。