肩こりはどうして起こるの?原因と対処法
こんにちは。
JR八王子駅より徒歩5分、バス停「横山町」目の前にある八王子くわの森整骨院です。
さて、今回のスタッフブログでは多くの方がお悩みの肩こりについて、一体何が原因で起こるのかそしてその対処法についてご紹介してきます。
肩こりの症状について
肩こりは、首筋や首のつけ根から、肩または背中にかけて張りがある、こりがある、痛みがあるなどの症状を指し、ひどい時には頭痛や吐き気を伴う場合もあります。
肩こりには様々な筋肉が関係していますが、その中でも肩甲骨を覆うようにある僧帽筋(そうぼうきん)が一番負荷がかかりやすく肩こりの原因になりやすい筋肉となっています。肩甲骨の動きに関与しており、首や肩の関節の動きをサポートする役割を担っているためです。
肩こりの原因とは?
肩こりは、何らかの病気によって引き起こされるものと、原因がはっきりとしないものの2つがあります。
実際、肩こりと診断されるほとんどの方は原因がわからないことが多く、正しくない姿勢や運動不足、過労、寒冷、肉体的ストレス、精神的なストレス、自律神経の乱れが重なって、肩の周りの筋肉の緊張と血行不良によって引き起こされると考えられています。
病気によって引き起こされる肩こり
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
加齢に伴い肩関節とその周りの組織が慢性的な炎症をおこし、腕を上げたり、後ろに回したりする際に痛みが生じます。じっとしていても、夜中に眠れないほど痛むこともあります。
この肩の痛みは、痛みの程度によっては6ヶ月から1年半ほどで回復します。
痛みが生じるのを恐れてあまり動かさないままにしておくと、肩の動きが悪くなってしまうので、医師の診断に従い、軽い運動を行うなどおすすめします。
変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)
首の骨と骨の間を繋いでいる椎間板の弾力が加齢によって減少するためにおこります。
弾力が減少してしまうと、椎間板に接している椎骨がトゲのように変形します。そのトゲが、頸椎の間から肩に向かって出る脊髄の神経を圧迫して刺激し、首から肩甲骨や腕、手指にかけて強い痛みやしびれの症状を引き起こします。
更年期障害
更年期障害は女性特有の症状です。閉経前後の約10年間を指す更年期の時期を迎えると、女性ホルモンのバランスが急激に変化して心や身体にトラブルが起きやすくなります。
この時期にあらわれる自律神経失調症に似たような色々な症状が更年期障害と言われています。肩こり以外の症状には、疲れやすくなる、身体がだるくなる、のぼせ、ほてり、イライラ、不安感などがあり、仕事や家事など日常生活に影響を及ぼす場合があります。
高血圧症
高血圧症は遺伝や肥満、塩分の摂りすぎなど生活習慣が原因で、血圧の数値が最大140以上、最低90以上が続く状態のことを指します。
高血圧症は、狭心症(きょうしんしょう)、心筋梗塞(しんきんこうそく)、心不全(しんふぜん)、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)など重大な病気を引き起こす可能性もあります。
初期症状では自覚症状が見られませんが、病気が進行してくると肩こりや頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状を引き起こします。
低血圧症
低血圧症は遺伝や病気などが原因で起こると言われており、血圧の最大数値が100未満の状態のことを指します。
ほとんどの人が、立ちくらみやめまいを感じる他に、肩こり、だるさ、疲れ、頭痛、寝起きが悪いなどの症状がみられます。
狭心症(きょうしんしょう)
心臓の周りを取り囲む血管が動脈硬化によって詰まると、血液の流れが悪くなり、心臓の筋肉が酸素不足を引き起こします。
典型的な症状としては、胸が締め付けられるような痛みが多く、関連した痛みとして心臓とは別の場所(肩など)に痛みが出る場合もあります。
突然肩こりを発症したり、胸の締め付けと同時に肩が痛くなったりした場合は狭心症の可能性があるため注意が必要です。
心筋梗塞(しんきんこうそく)
心筋梗塞とは心臓の周りを取り囲む血管が動脈硬化によって完全に詰まり、血流が途絶えてしまう状態のことを指します。
胸に激痛がおこり、呼吸困難や吐き気、冷や汗を伴います。時には痛みが20分以上続き、心臓だけではなく、肩や腕、胃のあたりに起こることもあります。
その他の病気
肩こりの痛みは、様々な病気の前兆としてあらわれることがあります。
上記で紹介した病気以外にも、偏頭痛、解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)、肝臓疾患、胆石症(たんせきしょう)、膵炎(すいえん)、脳出血、脳梗塞、パーキンソン病、視力障害、内耳・外耳などの炎症性疾患、副鼻腔炎(ふくびくうえん)、顎関節症(がくかんせつしょう)、心身症、うつ病など様々な病気の症状としてあらわれることがあります。
肩こりの痛みが何かの病気の痛みとして引き起こされていないか不安な場合は、早急に医師の診察を受けましょう。
原因がはっきりしない肩こり
次に多くの方が抱えている、原因がはっきりしない肩こりについてご紹介していきます。
長時間の同じ姿勢でのデスクワーク
長時間同じ姿勢でパソコンやデスクに向かっていると、肩甲骨や肩関節の動きが損なわれてしまい、僧帽筋などの肩周りの筋肉に緊張が続き、肩こりの症状が発症します。
それに加え正しくない姿勢によって、神経が圧迫される状態が続き肩こりの症状が悪化します。
目を酷使したことによる眼精疲労
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの長時間使用による目の酷使や、メガネの度数が合ってない、ブルーライト、紫外線の影響、ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れなど、様々な原因によって目は疲れてしまいます。
この状態が続くと目の疲れが慢性的化し、目の症状だけではなく、肩こりも含めた全身の疲れを伴う眼精疲労を引き起こす可能性があります。
運動不足でおこる筋肉疲労と血行不良
日常生活で日頃から身体を動かしていない人は、筋肉を普段使っていないため、筋肉の緊張や疲労などがおこりやすくなります。
運動不足は血行不良を招いてしまうため、こちらも合わせて肩こりの原因となってしまいます。また、身体を動かさなければ筋肉の疲労は怒らないと思われがちですが、同じ姿勢を維持するためには筋肉を緊張させ続ける必要があります。そのため、適度に動かすことが非常に大切です。
ストレスによる緊張状態
肉体的、精神的なストレスを受けると筋肉を緊張させる自律神経(交感神経系)の働きが活発になるため、肩周りの筋肉が緊張状態を引き起こして肩こりが発症します。
ストレスが一時的なものであれば回復する可能性もありますが、常日頃からストレスにさらされていると筋肉にも過剰な緊張状態が続いてしまい、肩こりが慢性化してしまいます。慢性化した肩こりは、筋肉疲労に繋がります。
通常の疲労であれば休息や睡眠によって解消できますが、精神的なストレスが重なると休息と睡眠も不完全なものとなります。ストレスによって肩こりが慢性化してしまう可能性があるので気をつけましょう。
寒さによる筋肉の緊張と自立神経の乱れ
寒い場所やクーラーがよく効いた部屋などで長く過ごしていると筋肉が冷えて緊張します。
さらに、寒さは自律神経の乱れを引き起こします。血行も悪くなる上に、筋肉の緊張が強まり、負のスパイラルが引き起こされて肩こりの原因となります。
肩こりの対処方法について
肩こりでお困りの方が、自宅で簡単にできるセルフケアの情報をご紹介いたします。
入浴で血行の改善
バスタブにぬるめのお湯をためて、ゆったりとつかりましょう。
やけどしないよう温度に気をつけながら、こりが起きている部分に熱めのシャワーと水を2分から3分ごとにかけましょう。肩周りの血行が良くなる上に、身体が温まることによって緊張が和らぎストレスの解消にも繋がります。
マッサージをする
適切なマッサージで肩や首の筋肉の緊張や痛みをときほぐすのも効果的です。
ただし、痛みを悪化させるようなマッサージは筋肉に余計な緊張や疲労を与えたり、筋肉に小さな傷をつけてしまう可能性があるので気をつけましょう。
家族などにマッサージをしてもらう場合は、症状が出ている箇所をさする、軽くおす、もむ程度の軽い刺激に留めてもらうようにお願いしましょう。
市販の薬を使用する
肩こりや首のこりには、鎮痛消炎成分が配合された湿布や内服薬が効果的です。
ビタミンB1、B6、B12などの有効成分が配合されたビタミン剤も筋肉の活動や代謝、血行に作用して身体の中から痛みを緩和してくれます。
無理せずに医療機関や整骨院へ行く
うずくような痛みが伴う場合、肩を使っていないのに痛む、肩こりがだんだん痛くなる、身体を動かした時に方痛む、手にしびれが伴う痛みが起こった時は肩こり以外の病気が隠れている可能性があります。急激な症状の出現や悪化が起きた場合には、早めに医療機関で医師の診断を受けましょう。
簡単!肩甲骨ストレッチ
肩がこった時、首から肩にかけてほぐそうとしてませんが?
実は手が届く範囲だけではなくて、肩甲骨の周りの血流も滞っています。
肩こり解消のためには、肩甲骨の周りを含めて血行改善がポイントです。
- 右手を右肩につけたまま、手が肩から外れないように意識をして、肘で大きな円ができるように回します。
数回まわしたら、反対の左肩も同様の手順で行います。 - 足を肩幅に開いて、腰から背中で両手をくみます。息を吐き、両方の肩甲骨がくっつくように意識して、くんだ手をゆっくり上に上げていきましょう。
これを5回目安に行いましょう。
肩こりの予防方法
日常の中で簡単に行える肩こりを予防する方法についてご紹介いたします。
身体を動かし血行を良くする
肩甲骨や肩関節を適切に動かすことによって、僧帽筋などの筋肉の血行が良くなります。
痛みの解消を目指して、身体に負担があまりかからない運動、全身の筋肉をバランス良く使う運動を行ってみましょう。
ウォーキングやサイクリング、水中でウォーキング、ラジオ体操、ヨガ、ストレッチなどもおすすめです。
肩や首を冷やさない
夏はエアコンによる筋肉の冷え、冬は寒さによって身を縮めることが多く筋肉が緊張を伴い、それが肩こりの原因となります。
夏の時期は熱中症にならないように注意しながら、冷房などの風が直接身体に当たらないように工夫しましょう。
冬の時期は、外出時に身体を冷やさないためにマフラーやハイネックの服を着る、蒸しタオルやカイロなどを使用して肩と首を温めると良いでしょう。
仕事環境を整える・見直す
最近では会社やテレワークで自宅にいてもパソコンやスマートフォン、タブレットなどを使用する時間が多いと思います。同じ姿勢でデスクワークを行うと眼精疲労や肩こりの原因となりますので、姿勢や画面をみる時間を長くしないなど注意しましょう。
パソコンを使用する際は、画面と目の距離は40cm以上は離して、目線が下になるように画面の位置を調整します。背筋を伸ばした状態で椅子に深く腰かけて、キーボードは自然に手を置いた時に肘の角度が90度から100度ぐらいになるうにしましょう。
スマートフォンやタブレットを使用する際も画面と目の距離を設けて、長時間使用する際は、キーボードなど外付け機器を使用して疲労を予防するのもおすすめです。
うつむいた姿勢で使い続けると、頭の重さを受け止めている首やその首を支えている筋肉にまで大きな負担がかかってしまいます。
どの機器を使う場合も1日の作業時間が長くなりすぎないように注意が必要です。
1時間に1回から2回の休憩時間を設けて、立ち上がって少し歩いたり、ストレッチしたりしましょう。自宅でのテレワークでは正しい姿勢が崩れがちですので、自宅で使用しているイスやテーブルを見直してみることもおすすめです。
長年の肩こりでお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで
いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログでは多くの方がお悩みの肩こりについて、原因と対処法をご紹介しました。簡単に実践できる方法もご紹介しましたので、少しずつ日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない肩こりでお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。
また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。