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女性に多い腰痛とは?年代別の原因や症状・対処法について

こんにちは。
JR八王子駅より徒歩5分の場所にある八王子くわの森整骨院です。

さて、今回のスタッフブログでは女性に多い腰痛が起こる原因と症状、そしてその対処法についてご紹介していきたいと思います。

女性の腰痛について

国民生活基礎調査の病気やけがなどの自覚症状ランキングの中で、女性の第2位は腰痛となっており、国民病とも言われています。
そんな腰痛ですが、実は生活習慣や身近なことがきっかけで発生している可能性があります。
ここでは、男性の腰痛とは少し違う女性特有の腰痛の原因とその習慣についてご紹介いたします。

女性特有の腰痛の原因

女性の腰痛は大別すると、筋肉の衰えや背骨・椎間板の変形、婦人科系の病気によるものの2つで分けられます。ただの腰痛とは考えずに、あなたの腰痛がどのタイプなのか見てみましょう。

筋力の不足による腰痛

女性は男性ホルモンである、テストステロンの分泌が少ないため鍛えても筋肉がつきにくい体質になっています。背骨の周りの筋肉も少ないため、腰痛を支える力も弱まって椎間板などに負担がかかりやすくなっており腰痛の原因になると考えられています。

冷え性や冷えによる腰痛

女性は筋肉量が少ない上に、月経があることで熱を身体中に運ぶ血液の流れが悪くなり冷えがおこりやすくなります。身体が冷えてしまうと栄養素や酸素の配給が鈍くなってしまい、疲労物質が溜まります。その結果、腰痛を引き起こすと考えられています。

妊娠による腰痛

妊娠によって体重が増加したことにより、腰への負担が大きくなります。
お腹が大きくなってくると、身体の重心が前に移るため、どうしても上半身を反らした姿勢(反り腰)で立ったり座ったりするようになり、背中から腰にかけて負担が大きくなり腰痛に繋がることがあります。
また、妊娠中は子宮が大きくなることで内臓を圧迫し、周辺の臓器に異常がおきやすくなり腰痛に繋がることもあります。

ハイヒールなど安定しない無理な体勢による腰痛

かかとの高い靴は身体のバランスを取ろうと腰を反る形になり、このような無理な体勢が腰に緊張を与えてしまいます。
この状態が続くと腰に負担がかかってしまい、腰痛を引き起こす原因になると考えられています。

女性ホルモンの変化や女性特有の疾患による腰痛

生理痛や生理不順はホルモンのバランスが安定せず、自律神経を崩しやすくなってしまい、腰痛以外にも頭痛や腹痛の原因となります。
更年期障害は女性ホルモンが低下していく時期で、頭痛や肩こり、めまいや気分の落ち込みなど症状は様々ですが、女性だけにある子宮は、女性疾患とも呼ばれている子宮の病気が発症すると腰痛を伴うと言われています。

ダイエットによる腰痛

間違ったダイエットをしてしまうと必要な筋肉が落ちてしまい、腰への負担が大きくなると腰痛を引き起こしやすくなります。
ダイエットをよくする若い女性の他も、筋肉が弱ってきた30代以降の女性はとくに注意が必要です。

スウェイバック腰痛

運動不足などや生活習慣により筋肉が衰えると、腰を支える力が弱まって姿勢が悪くなってしまい、その結果、腰痛を引き起こすことがあります。
鏡の前にいつものように横向きで立ち、自分の姿を見た時に猫背になっていたり、お腹が前に突き出て背中が反るような姿勢(スウェイバック)になっていたりしたら要注意です。

ショルダーバックなどによる腰痛

ショルダーバッグをいつも同じ側の肩にかけて持っていると、肩こりだけではなく腰痛の原因にもなります。
バッグを肩からずり落ちないように無意識に左右のバランスを取ろうとするので、身体がどちらかに傾いて背骨への負担が大きくなり、その結果、腰痛にも繋がります。

デスクワークによる腰痛

デスクワークをしている女性には以前から腰痛に悩まされている人が多く、同じ姿勢を長時間続けていると腰に大きな負担がかかります。
とくにパソコンに向かうと、同じ姿勢を続けることが多くなり画面を覗き込むような体勢になるので猫背にもなります。

ベッドや布団などによる腰痛

普段使用しているベッドや敷布団が柔らかすぎると、横になった時に腰が落ちる体勢になってしまい腰痛が発生しやすくなります。
反対にマットレスや布団が硬すぎると腰や背中が浮いてしまい、肩とお尻だけで身体を支えようとするために、筋肉が緊張して腰に大きな負担がかかってしまいます。

子育てによる腰痛

お子さんを抱っこしたり、おもちゃの片付けなどで頻繁にしゃがんだりして腰を使うことで腰痛の原因となることもあります。
子育て期の女性に多いのが特徴です。

骨粗しょう症による腰痛

女性は閉経後、骨のカルシウムが減少して背骨がもろくなってくると腰痛を起こしやすくなります。
少しの衝撃でも背骨がつぶれてしまう場合があり、これを圧迫骨折といいます。腰椎が圧迫骨折をおこすと腰椎の形が変形して神経が圧迫されるため、背中や腰が痛くなるのです。

年代別症状と対処方法

若い世代から中高年世代まで年代を問わずに多くの人が悩まされている腰痛は、病院で検査をしても約80%以上の方が痛みの原因が特定できていません。
年代別で発生しやすい症状についてや、その対処方法をご紹介いたします。

20代・30代・40代の症状

様々な症状がありますが、一般的にはデスクワークによる腰痛や、重いものを急に持ち上げたり、腰を支える靭帯や筋肉に刺激や負担をかけたりすることで発生するぎっくり腰も痛みの要因の一つとなっています。

身体的な痛みによる腰痛以外にも最近目立つのがストレスによる腰痛です。肉体労働者よりデスクワークの多い管理者などの方が腰痛が増えるということが知られており、このことから腰痛を脊椎(背骨)や腰椎の病気と捉えずに疼痛症候群として一括して原因を探す病院も増えています。

ストレスからくる腰痛は、性格が生真面目で几帳面、責任感が強く仕事熱心で、とくに知的水準の高い人に多いそうです。後ほど、ストレスと腰痛についても詳しくご紹介いたします。

20代・30代・40代の腰痛対処法

デスクワークをされている方は1時間に1度は席から立ち上がり、少し歩いたり、軽い屈伸運動をするなどして腰の血行を良くしてあげましょう。
また、ぎっくり腰になってしまった場合はひとまず安静にしましょう。無理に動かしてしまうと再発の危険性があり、慢性的な腰痛へと繋がってしまいます。
まずは痛みがある箇所の炎症を抑えるために冷やして、横になっているのが一番です。痛みが我慢できない場合や、長期間痛む場合は早急に病院で診察を受けましょう。

50代・60代の症状

更年期障害でホルモンの分泌が低下することによってホルモンバランスが乱れている方、閉経した女性は骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折で腰痛を発症しやすくなります。
また、ぎっくり腰など急におこった腰痛の場合でも椎間板や関節が老化を起こしている可能性が高く、腰が痛みやすくなります。

50代・60代の腰痛対処法

更年期が近くなったら積極的にカルシウムが多く含まれている食品を摂るようにして、適度な運動で骨量を増やすように心がけましょう。
その他にも正しい姿勢を意識するだけではなく、同じ姿勢で長時間の作業を避けるようにしましょう。
適度にストレッチや運動をして筋肉の緊張を緩和することを心がけ、腰回りの筋肉の緊張を和らげ、血行を良くするためにお風呂などで身体を温めることも大切です。
症状が改善されない場合は、早急に専門の医師や病院で相談をしてみて下さい。

年代関係なしのストレスによる腰痛

慢性の腰痛に悩んでいる方が多いと思いますが、その痛みには精神的なストレスが深く関わっていることが近年わかってきました。
腰は身体の中で負担がかかりやすい部分で、歩く、座る、作業をする、横になるなど日常生活の多くの場面で腰を使って生活しています。

腰という文字通り、身体の要(かなめ)ですが、多くの人が腰痛に悩まされており、痛みが治りにくいのは二足歩行で生活をする私たちの動作の中心となる部分だからです。

人間の背骨はS字になっており、直立歩行をする身体を支えています。しかし、頭部や胴部の重さが腰に集中する上に、普段の生活では前かがみで様々な作業をすることが多くあると思います。

中腰になった時、腰には立っている時の3倍から4倍の圧力がかかっています。
これまでは診察や画像検査で異常が見つからない腰痛については、姿勢の悪さや筋力の低下が大きな原因だと考えられてきました。

ストレスで痛みが増える?

腰痛の痛みと心の状態は密接に関係しており、実際に診察などだけでは説明できない原因不明の腰痛がたくさんあります。

例えばですが、原因がはっきりしているはずの椎間板ヘルニアと診断された人でも、痛みが強い人と痛みが弱い人に分かれます。痛みの現れ方も様々ですが、こうした痛みにはストレスなど心の問題が深く関わっているケースが多いことが判明しました。

スイスのチューリッヒ大学が椎間板ヘルニアの患者さんを調査したところ、神経への圧迫が強いため痛みを感じているのは全体の約1/3で、あとの約2/3は心の問題により痛みが引き起こされているということがわかりました。

痛みをコントロールするドーパミンシステム

さらに、近年解明されてきたのが痛みをコントロールするドーパミンシステムという脳のメカニズムです。
これは痛いはずの状況にあっても、その痛みを抑制するドーパミンという脳内物質が大量に分泌されて、感じるはずの痛みを軽減させながら身を守るという、もともと脳に備わっている機能です。

しかし、日常的にストレスを感じ続けていると脳内物質のバランスが崩れて、このシステムが働かなくなります。すると、ドーパミンの分泌が減ってしまい、痛みを抑えられなくなりさらに痛みを受けやすくなります。

腰痛の痛みがストレスとなって、ドーパミンの分泌がさらに少なくなり、その痛みが慢性化してしまうという悪循環が生まれてしまいます。

ストレスをため込まない対処方法

ストレスによる慢性的な腰痛を何年も抱えていると、余計にストレスに弱くなってしまいますよね。以前なら耐えられたストレス状況でもすぐに腰痛になって跳ね返ってきたりします。
誰にでも日頃の上手なストレス解消は大事ですが、とくに腰痛もちの方は心を癒す心の処方せんが痛みを軽くすることを覚えておいて下さいね。

ストレスが続くと腰痛が重症化して、仕事を休むことが多くなり職場の人間関係まで悪くなってしまう可能性もあります。こういう時こそ、腰痛は心からのSOSのサインだと自覚して、まずは心のケアをすることを心がけてみると良いでしょう。

心のケアの他にもウォーキングなど適度な運動習慣も欠かせません。運動不足で腹筋や背筋の筋力が落ちてしまうと、ますます腰痛体質から抜けられなくなるので気をつけましょう。

簡単!ストレスチェック

□ 眠ろうとしてもなかなか寝就けない
□ イライラすることが多い
□ なんとなく不安でゆとりがない
□ 空腹のはずなのに食欲があまりない
□ 休みの日も仕事のことを考えてしまう

1つでも当てはまったら、あなたの腰の痛みはストレスが関係しているかもしれません。
まずは、ぐっすり眠ること、自分が好きな食べ物や映画、趣味など楽しめることを実行してみましょう。または誰かに愚痴を聞いてもらいましょう。口に出すだけでも楽になります。

腰痛でお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで

いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログでは女性に多い腰痛についてご紹介していきました。原因別の対処法もご紹介していますので、自分の腰痛がどんな原因で発生しているのか当てはめてみてくださいね。

様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない腰痛でお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。

また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。

     2022年01月28日    

         

※個人の感想であり、効果には個人差があります。