足のしびれや痛みは腰からきている?!

2021年02月22日    

腰痛は日本の国民病とも言われており、多くの人が腰の痛みに悩まされています。

しかし、腰痛の症状だけではなく、足に痛みやしびれがあるという症状にも悩まされていませんか?

そこで、ここでは足のしびれや痛み症状と腰痛の関係性について紹介していきます。

足が痛い男性

足の痛みやしびれと腰の関係性

足に痛みやしびれがあると、足に問題があると考えてしまいがちです。

もちろん足に損傷など何らかの原因があることで症状が出ている場合もありますが、根本の原因が腰であることも考えられます。

腰には神経の束が通っており、腰から首を通って脳に繋がっています。

そして、その神経は腰から足の先まで全身に繋がっているため、腰に何らかの原因があることで神経が圧迫されたりするようなことがあれば足にしびれや痛みが生じるのです。

腰からくる足のしびれや痛みの症状

腰の不調を受けて足にしびれや痛み症状がある場合、どのような症状が現れるのか見ていきましょう。

  • 腰痛と足のしびれ症状がある
  • 太ももの後ろ側が痛む
  • 階段の昇り降りが辛い
  • 足がしびれて眠れない
  • 冷えると足にしびれが出る

こうした症状は一例ですが、腰が原因で足に症状が現れるようなこともあるものです。

原因不明の足の痛みやしびれがある場合には、腰からきているのではないかと疑ってみましょう。

腰痛と足の痛み・しびれが起こる原因

腰痛と足の痛み・しびれが起こる原因は、筋肉疲労や骨盤のゆがみが挙げられます。

姿勢の悪さや、デスクワークなど同じ姿勢が長時間続けば腰には大きな負荷がかかります。

そうすると、腰の筋肉は疲労によって硬くなってしまうことで血流が悪くなり、神経を圧迫することで腰痛や足の痛み・しびれが生じるのです。

また、日常の習慣や姿勢などさまざまなことが蓄積されて骨盤がゆがめば、身体の筋肉バランスが崩れます。

そうすると腰回りに負荷がかかることや、腰回りの筋肉の緊張や血行不良が神経を圧迫することで腰痛と足の痛みなどの症状を引き起こす場合もあります。

日常でできる腰痛と足の痛み・しびれの対処方法

腰痛と足の痛み・しびれ症状を改善するには根本の原因から改善する必要がありますが、一時的に症状を緩和する方法もあります。

症状が辛い場合には、次のことを試してみてください。

腰回りを温める

腰回りを温めれば、緊張している筋肉をほぐすことができます。

筋肉の緊張がほぐされれば血行も促進され、腰痛や足の痛み・しびれ症状の緩和も期待できます。

しっかり入浴することや、ホットパックを使うなどして温めましょう。

ストレッチをする

運動不足は筋肉の柔軟性を低下させ、筋肉疲労を蓄積させやすくします。

ストレッチをすることで硬くなった筋肉や靭帯をほぐすことができ、血行促進にも繋がります。

日常的にストレッチを行うことで、腰痛や足の痛み・しびれ症状の予防にもなるでしょう。

ただし、痛みのある時に無理にストレッチを行う必要はありません。

痛みがある時には安静にし、痛みの少ない時に無理のない程度にストレッチを行うようにしてください。

整骨院で根本の原因から改善しましょう

腰痛や足の痛み・しびれの根本の原因となる骨盤のゆがみは、自身で改善することは難しいものです。

整骨院では手技によってゆがんだ骨盤を調整して、正しい位置に導きます。

また、緊張した筋肉を効果的にほぐすこともできるので、効果も実感しやすいでしょう。

くわの森整骨院ではボキボキ無理に動かすことのない矯正施術を行っています。

腰痛や足の痛み・しびれ症状にお悩みの場合には、是非ご相談ください。

 


足のしびれや痛みは腰からきている?!~詳しくはこちら

柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修


辛い腰痛にさよなら!仕事をしながらしっかり動ける身体にしましょう。
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男性に多い腰痛とは?年代別の原因や症状・対処法について

2021年02月21日    

男性の腰痛について

国民生活基礎調査で病気やけがなどの自覚症状の中で、腰痛は男性の第1位となっており国民病とも言われています。
そんな腰痛ですが、実は生活習慣や身近なことがきっかけで発生している可能性があります。
ここでは、なぜ男性に腰痛が多いのか、その原因についてご紹介いたします。

骨格の違いが関係している

なぜ男性には腰痛が多いのか?まずは、男性と女性の骨格の違いを理解することで違いを確認していきましょう。

男性と女性の骨格で大きく違う部分が骨盤です。男性はバケツ型と呼ばれており、やや縦長で広がりがない形状です。上半身では肋骨の前面下部で左右の弓状(肋骨弓・ろっこつきゅう)の部分がつくる角度においても男女差があります。男性の方がおおむね広くなっており、女性は広がりがありません。

そのため、肋骨の下から太鼓腹がせり出すような状態に脂肪がつきやすいため、反り腰となって背中が反り返った状態になり、慢性的な腰痛を招く原因となります。
また、男性は骨盤まわりの靭帯に柔軟性がなく、筋肉が固くなりやすいため腰痛を助長させてしまいます。このような骨格の違いから、痛みの発生する部分も変わってきます。

力仕事が多い男性は腰痛を感じやすい

女性と比べて筋肉量が多く、力の面でも勝る男性は、日常生活や仕事などで重たいものを持つ機会が多いと思います。そのため男性は、比較的若い年齢から腰痛を感じやすいのではないでしょうか。

手に何も持たずに立っている状態でも腰にかかる負担は、おおよそですが体重と同程度の圧力がかかると言われています。そこに重たい荷物などを持つと、荷物の重さも腰への負担として加わります。

また、胸の前で荷物を持つと身体の重心が前に引っ張られるためにバランスが悪くなり、姿勢を保つために、抱えた荷物の大きさの分だけ上半身をうしろへ反らせる必要性があります。こうすると、必要以上に腰の骨が反ってしまい痛みを発生させてしまいます。
他にも、荷物を持ちながら支えるための背筋でコリが生じてしまい、腰痛をもたらすことがあります。

荷物を右から左へと移していく作業などで、脚を曲げずにお辞儀をしたような中腰の状態で作業を行ってしまうと、荷物の重さを腰だけで支えているだけではなく、腰をねじらすような動きも加わることで、さらに腰への負担が大きくなります。
このように、普段から重たい荷物を持つなど、腰に負担をかけるような姿勢をとる機会が多い男性は腰痛を感じやすくなってしまいます。

肥満と腰痛症の関係

(株)日本医療データセンターの調べで、BMI(肥満指数)が25以上で肥満と判定された40代男性の約7%が腰痛症で病院を受診したことがあり、腰痛症と肥満は密接な関係性があることがわかりました。
BMIが25以上の方とそうでない男性では、BMIが高いほど腰痛症で病院を受診する率が高くなる傾向にあるでしょう。

年代別症状と対処方法

若い世代から中高年世代まで年代を問わずに多くの人が悩まされている腰痛は、病院で検査をしても約80%以上の方が痛みの原因が特定できていません。
年代別で発生しやすい症状や、その対処方法をご紹介いたします。

20代・30代・40代に多い腰痛の症状

急性腰痛症(ぎっくり腰)など、急におこる腰の痛みを発症する方が多いのではないでしょうか。
ぎっくり腰は些細な姿勢な変化や、重たい荷物を持ったことにより、身動きが取れないほど強い痛みを生じます。通常は1週間ほどで自然に回復します。
痛みが1週間以上続く場合や、太ももから膝下にかけて脚にしびれがある場合は、腰椎椎間板ヘルニアになっている可能性もあります。
他にもデスクワークが多い方は、腰に負担がかかるため腰痛を発症する方が多いでしょう。

20代・30代・40代の腰痛への対処方法

ぎっくり腰になってしまった場合は、ひとまず安静にしましょう。無理に動かしてしまうと再発の危険性があり、慢性的な腰痛へと繋がってしまいます。
まずは、痛みがある箇所の炎症を抑えるために冷やして横になるのが一番です。痛みが我慢できない場合や、長期間痛む場合は早急に病院で診察を受けましょう。
デスクワークが多い方は、1時間に1回は席を離れて身体を動かすなど軽くストレッチを行うと良いでしょう。

50代・60代に多い腰痛の症状

近年、高齢者に急増中の疾患として日本国内でも365万人もの患者がいると言われている腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、50代から増えはじめて70代では10人に1人が発症しています。

腰椎には神経の通る筒状の空間、脊柱管があります。加齢により背骨の変形などがおこると、この脊柱管が狭まり、中を通っている神経の束が圧迫されて、脚などに痛みやしびれを伴います。歩くことで、腰痛意外にも脚のしびれや痛みを感じるなどの初期症状が出たら、整形外科へ受診しましょう。

50代・60代の腰痛への対処方法

腰の痛みだけではなく、脚などにしびれを生じる場合は早急に整形外科へ受診しましょう。
腰部脊柱管狭窄症は、早期発見、早期治療が有効です。腰ではなく、脚だけの痛みの可能性もあるので、整形外科で神経障害がどこで起きているのか明確にしてもらいましょう。
薬やブロック注射、理学療法、物理療法で痛みが和らぐことが多いでしょう。

年代共通の腰痛対策

正しい腰の反りと姿勢を保つことも重要です。骨盤を動かし、腹筋・背筋を鍛えるなど毎日5分で良いので、刺激を与えて骨盤を動かしましょう。
他にもピラティスが男性特有の腰痛を緩和するための効果があると言われています。
ピラティスは呼吸を続けたまま、様々な動きや運動を行うことによって、多くの効果が期待できます。
得られる効果は、筋力強化や関節の可動域の拡大だけではなく、姿勢を整えてストレスの緩和を行います。
エクササイズによって筋肉を使うことで、新陳代謝の工場や日常生活で消費するエネルギーが増え、中年太りなども解消できるでしょう。

腰痛の原因によって変わる対処方法

腰痛の対策についてご紹介いたしましたが、発生してしまった腰痛の治療や対処方法については様々な方法があります。
原因に応じたケアを行うことが重要ですので、まずは整形外科などで診察・検査を受けて原因を見つけましょう。
原因が特定できない場合は、腰痛改善の薬やリハビリなど対症療法で痛みをコントロールし、自己流の間違ったケアは腰痛を悪化させてしまうので避けましょう。
必ず医師や理学療法士の指導のもとケアを行ってくださいね。

年代関係なしのストレスによる腰痛

慢性の腰痛に悩んでいる方が多いと思いますが、その痛みには精神的なストレスが深く関わっていることが近年わかってきました。

腰は身体の中で負担がかかりやすい部分で、歩く、座る、作業をする、横になるなど日常生活の多くの場面で腰を使い生活をしています。
腰という文字通り、身体の要(かなめ)ですが、多くの人が腰痛に悩まされており、痛みが治りにくいのは二足歩行で生活をする私たちの動作の中心となる部分だからです。
人間の背骨はS字になっており、直立歩行をする身体を支えています。しかし、頭部や胴部の重さが腰に集中する上に、普段の生活では前かがみで様々な作業をすることが多くあると思います。

中腰になった時、腰には立っている時の3倍から4倍の圧力がかかっています。
これまでは、診察や画像検査で異常が見つからない腰痛については、姿勢の悪さや筋力の低下が大きな原因だと考えられてきました。

男性ならではのストレスとは

全ての男性が当てはまるという訳ではありませんが、仕事や家庭におけるストレスを抱えることが多いと思います。
中高年になると、職場などである程度責任のある仕事やポジションを任されることが増えて、重要な判断を求められることも多い年代です。

また、家庭においては、住宅ローンや子供の進学にかかる費用など、家計を支えるために一家の大黒柱として働かなければならず、精神的、心理的にもストレスが大きくなってきます。
ストレスは自律神経のバランスを乱す上に、腰痛意外にも様々な不調を身体にもたらします。
そのため、ストレスを緩和してあげて自律神経の機能を取り戻すことが腰痛の軽減に繋がります。

ストレスで痛みが増える?

腰痛の痛みと心の状態は密接に関係しており、実際に診察などだけでは説明できない原因不明の腰痛がたくさんあります。
例えばですが、原因がはっきりしているはずの椎間板ヘルニアと診断された人でも、痛みが強い人と痛みが弱い人に分かれます。痛みの現れ方も様々ですが、こうした痛みにはストレスなど心の問題が深く関わっているケースが多いと判明しました。
スイスのチューリッヒ大学が椎間板ヘルニアの患者さんを調査したところ、神経への圧迫が強いため痛みを感じているのは全体の約1/3で、あとの約2/3は心の問題により痛みが引き起こされているということがわかりました。

痛みをコントロールするドーパミンシステム

さらに、近年解明されてきたのが痛みをコントロールするドーパミンシステムという脳のメカニズムです。
これは痛いはずの状況にあっても、その痛みを抑制するドーパミンという脳内物質が大量に分泌されて、感じるはずの痛みを軽減させながら身を守るという、もともと脳に備わっている機能です。
しかし、日常的にストレスを感じ続けていると、脳内物質のバランスが崩れてこのシステムが働かなくなります。すると、ドーパミンの分泌が減ってしまい、痛みを抑えられなくなりさらに痛みを受けやすくなります。
腰痛の痛みがストレスとなって、ドーパミンの分泌がさらに少なくなり、その痛みが慢性化してしまうという悪循環が生まれてしまいます。

ストレスをため込まない対処方法

ストレスによる慢性的な腰痛を何年も抱えていると、余計にストレスに弱くなってしまいますよね。
以前なら耐えられたストレス状況でもすぐに腰痛になって跳ね返ってきたりします。
誰にでも日頃の上手なストレス解消は大事ですが、とくに腰痛もちの方は心を癒す・心の処方せんが痛みを軽くすることを覚えておいて下さいね。
ストレスが続くと、腰痛が重症化して仕事を休むことが多くなり、職場の人間関係まで悪くなってしまう可能性もあります。こういう時こそ、腰痛は心からのSOSのサインだと自覚して、まずは、心のケアをすることを心がけてみると良いでしょう。
心のケア以外にもウォーキングなどの適度な運動習慣も欠かせません。運動不足で腹筋や背筋の筋力が落ちてしまうと、ますます腰痛体質から抜けられなくなるので気をつけましょう。

簡単!ストレスチェック

□ 眠ろうとしてもなかなか寝就けない
□ イライラすることが多い
□ なんとなく不安でゆとりがない
□ 空腹のはずなのに食欲があまりない
□ 休みの日も仕事のことを考えてしまう

1つでも当てはまったら、あなたの腰の痛みはストレスが関係しているかもしれません。
まずは、ぐっすり眠ること、自分が好きな食べ物や映画、趣味など楽しめることを実行してみましょう。
または誰かに愚痴を聞いてもらいましょう。口に出すだけでも楽になります。

腰痛でお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで

いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログでは男性に多い腰痛についてご紹介していきました。原因別の対処法もご紹介していますので、自分の腰痛がどんな原因で発生しているのか当てはめてみてくださいね。年代問わずストレスが原因で腰痛になってしまう方も非常に多いです。知らず知らずの内にため込んでしまうストレスもあるとは思いますが、仕事の合間や休日などに趣味やスポーツなどでストレス解消をしてくださいね。

様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない腰痛でお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。

また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。

男性の腰痛について

国民生活基礎調査で病気やけがなどの自覚症状の中で、腰痛は男性の第1位となっており国民病とも言われています。
そんな腰痛ですが、実は生活習慣や身近なことがきっかけで発生している可能性があります。
ここでは、なぜ男性に腰痛が多いのか、その原因についてご紹介いたします。

骨格の違いが関係している

なぜ男性には腰痛が多いのか?まずは、男性と女性の骨格の違いを理解することで違いを確認していきましょう。

男性と女性の骨格で大きく違う部分が骨盤です。男性はバケツ型と呼ばれており、やや縦長で広がりがない形状です。上半身では肋骨の前面下部で左右の弓状(肋骨弓・ろっこつきゅう)の部分がつくる角度においても男女差があります。男性の方がおおむね広くなっており、女性は広がりがありません。

そのため、肋骨の下から太鼓腹がせり出すような状態に脂肪がつきやすいため、反り腰となって背中が反り返った状態になり、慢性的な腰痛を招く原因となります。
また、男性は骨盤まわりの靭帯に柔軟性がなく、筋肉が固くなりやすいため腰痛を助長させてしまいます。このような骨格の違いから、痛みの発生する部分も変わってきます。

力仕事が多い男性は腰痛を感じやすい

女性と比べて筋肉量が多く、力の面でも勝る男性は、日常生活や仕事などで重たいものを持つ機会が多いと思います。そのため男性は、比較的若い年齢から腰痛を感じやすいのではないでしょうか。

手に何も持たずに立っている状態でも腰にかかる負担は、おおよそですが体重と同程度の圧力がかかると言われています。そこに重たい荷物などを持つと、荷物の重さも腰への負担として加わります。

また、胸の前で荷物を持つと身体の重心が前に引っ張られるためにバランスが悪くなり、姿勢を保つために、抱えた荷物の大きさの分だけ上半身をうしろへ反らせる必要性があります。こうすると、必要以上に腰の骨が反ってしまい痛みを発生させてしまいます。
他にも、荷物を持ちながら支えるための背筋でコリが生じてしまい、腰痛をもたらすことがあります。

荷物を右から左へと移していく作業などで、脚を曲げずにお辞儀をしたような中腰の状態で作業を行ってしまうと、荷物の重さを腰だけで支えているだけではなく、腰をねじらすような動きも加わることで、さらに腰への負担が大きくなります。
このように、普段から重たい荷物を持つなど、腰に負担をかけるような姿勢をとる機会が多い男性は腰痛を感じやすくなってしまいます。

肥満と腰痛症の関係

(株)日本医療データセンターの調べで、BMI(肥満指数)が25以上で肥満と判定された40代男性の約7%が腰痛症で病院を受診したことがあり、腰痛症と肥満は密接な関係性があることがわかりました。
BMIが25以上の方とそうでない男性では、BMIが高いほど腰痛症で病院を受診する率が高くなる傾向にあるでしょう。

年代別症状と対処方法

若い世代から中高年世代まで年代を問わずに多くの人が悩まされている腰痛は、病院で検査をしても約80%以上の方が痛みの原因が特定できていません。
年代別で発生しやすい症状や、その対処方法をご紹介いたします。

20代・30代・40代に多い腰痛の症状

急性腰痛症(ぎっくり腰)など、急におこる腰の痛みを発症する方が多いのではないでしょうか。
ぎっくり腰は些細な姿勢な変化や、重たい荷物を持ったことにより、身動きが取れないほど強い痛みを生じます。通常は1週間ほどで自然に回復します。
痛みが1週間以上続く場合や、太ももから膝下にかけて脚にしびれがある場合は、腰椎椎間板ヘルニアになっている可能性もあります。
他にもデスクワークが多い方は、腰に負担がかかるため腰痛を発症する方が多いでしょう。

20代・30代・40代の腰痛への対処方法

ぎっくり腰になってしまった場合は、ひとまず安静にしましょう。無理に動かしてしまうと再発の危険性があり、慢性的な腰痛へと繋がってしまいます。
まずは、痛みがある箇所の炎症を抑えるために冷やして横になるのが一番です。痛みが我慢できない場合や、長期間痛む場合は早急に病院で診察を受けましょう。
デスクワークが多い方は、1時間に1回は席を離れて身体を動かすなど軽くストレッチを行うと良いでしょう。

50代・60代に多い腰痛の症状

近年、高齢者に急増中の疾患として日本国内でも365万人もの患者がいると言われている腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、50代から増えはじめて70代では10人に1人が発症しています。

腰椎には神経の通る筒状の空間、脊柱管があります。加齢により背骨の変形などがおこると、この脊柱管が狭まり、中を通っている神経の束が圧迫されて、脚などに痛みやしびれを伴います。歩くことで、腰痛意外にも脚のしびれや痛みを感じるなどの初期症状が出たら、整形外科へ受診しましょう。

50代・60代の腰痛への対処方法

腰の痛みだけではなく、脚などにしびれを生じる場合は早急に整形外科へ受診しましょう。
腰部脊柱管狭窄症は、早期発見、早期治療が有効です。腰ではなく、脚だけの痛みの可能性もあるので、整形外科で神経障害がどこで起きているのか明確にしてもらいましょう。
薬やブロック注射、理学療法、物理療法で痛みが和らぐことが多いでしょう。

年代共通の腰痛対策

正しい腰の反りと姿勢を保つことも重要です。骨盤を動かし、腹筋・背筋を鍛えるなど毎日5分で良いので、刺激を与えて骨盤を動かしましょう。
他にもピラティスが男性特有の腰痛を緩和するための効果があると言われています。
ピラティスは呼吸を続けたまま、様々な動きや運動を行うことによって、多くの効果が期待できます。
得られる効果は、筋力強化や関節の可動域の拡大だけではなく、姿勢を整えてストレスの緩和を行います。
エクササイズによって筋肉を使うことで、新陳代謝の工場や日常生活で消費するエネルギーが増え、中年太りなども解消できるでしょう。

腰痛の原因によって変わる対処方法

腰痛の対策についてご紹介いたしましたが、発生してしまった腰痛の治療や対処方法については様々な方法があります。
原因に応じたケアを行うことが重要ですので、まずは整形外科などで診察・検査を受けて原因を見つけましょう。
原因が特定できない場合は、腰痛改善の薬やリハビリなど対症療法で痛みをコントロールし、自己流の間違ったケアは腰痛を悪化させてしまうので避けましょう。
必ず医師や理学療法士の指導のもとケアを行ってくださいね。

年代関係なしのストレスによる腰痛

慢性の腰痛に悩んでいる方が多いと思いますが、その痛みには精神的なストレスが深く関わっていることが近年わかってきました。

腰は身体の中で負担がかかりやすい部分で、歩く、座る、作業をする、横になるなど日常生活の多くの場面で腰を使い生活をしています。
腰という文字通り、身体の要(かなめ)ですが、多くの人が腰痛に悩まされており、痛みが治りにくいのは二足歩行で生活をする私たちの動作の中心となる部分だからです。
人間の背骨はS字になっており、直立歩行をする身体を支えています。しかし、頭部や胴部の重さが腰に集中する上に、普段の生活では前かがみで様々な作業をすることが多くあると思います。

中腰になった時、腰には立っている時の3倍から4倍の圧力がかかっています。
これまでは、診察や画像検査で異常が見つからない腰痛については、姿勢の悪さや筋力の低下が大きな原因だと考えられてきました。

男性ならではのストレスとは

全ての男性が当てはまるという訳ではありませんが、仕事や家庭におけるストレスを抱えることが多いと思います。
中高年になると、職場などである程度責任のある仕事やポジションを任されることが増えて、重要な判断を求められることも多い年代です。

また、家庭においては、住宅ローンや子供の進学にかかる費用など、家計を支えるために一家の大黒柱として働かなければならず、精神的、心理的にもストレスが大きくなってきます。
ストレスは自律神経のバランスを乱す上に、腰痛意外にも様々な不調を身体にもたらします。
そのため、ストレスを緩和してあげて自律神経の機能を取り戻すことが腰痛の軽減に繋がります。

ストレスで痛みが増える?

腰痛の痛みと心の状態は密接に関係しており、実際に診察などだけでは説明できない原因不明の腰痛がたくさんあります。
例えばですが、原因がはっきりしているはずの椎間板ヘルニアと診断された人でも、痛みが強い人と痛みが弱い人に分かれます。痛みの現れ方も様々ですが、こうした痛みにはストレスなど心の問題が深く関わっているケースが多いと判明しました。
スイスのチューリッヒ大学が椎間板ヘルニアの患者さんを調査したところ、神経への圧迫が強いため痛みを感じているのは全体の約1/3で、あとの約2/3は心の問題により痛みが引き起こされているということがわかりました。

痛みをコントロールするドーパミンシステム

さらに、近年解明されてきたのが痛みをコントロールするドーパミンシステムという脳のメカニズムです。
これは痛いはずの状況にあっても、その痛みを抑制するドーパミンという脳内物質が大量に分泌されて、感じるはずの痛みを軽減させながら身を守るという、もともと脳に備わっている機能です。
しかし、日常的にストレスを感じ続けていると、脳内物質のバランスが崩れてこのシステムが働かなくなります。すると、ドーパミンの分泌が減ってしまい、痛みを抑えられなくなりさらに痛みを受けやすくなります。
腰痛の痛みがストレスとなって、ドーパミンの分泌がさらに少なくなり、その痛みが慢性化してしまうという悪循環が生まれてしまいます。

ストレスをため込まない対処方法

ストレスによる慢性的な腰痛を何年も抱えていると、余計にストレスに弱くなってしまいますよね。
以前なら耐えられたストレス状況でもすぐに腰痛になって跳ね返ってきたりします。
誰にでも日頃の上手なストレス解消は大事ですが、とくに腰痛もちの方は心を癒す・心の処方せんが痛みを軽くすることを覚えておいて下さいね。
ストレスが続くと、腰痛が重症化して仕事を休むことが多くなり、職場の人間関係まで悪くなってしまう可能性もあります。こういう時こそ、腰痛は心からのSOSのサインだと自覚して、まずは、心のケアをすることを心がけてみると良いでしょう。
心のケア以外にもウォーキングなどの適度な運動習慣も欠かせません。運動不足で腹筋や背筋の筋力が落ちてしまうと、ますます腰痛体質から抜けられなくなるので気をつけましょう。

簡単!ストレスチェック

□ 眠ろうとしてもなかなか寝就けない
□ イライラすることが多い
□ なんとなく不安でゆとりがない
□ 空腹のはずなのに食欲があまりない
□ 休みの日も仕事のことを考えてしまう

1つでも当てはまったら、あなたの腰の痛みはストレスが関係しているかもしれません。
まずは、ぐっすり眠ること、自分が好きな食べ物や映画、趣味など楽しめることを実行してみましょう。
または誰かに愚痴を聞いてもらいましょう。口に出すだけでも楽になります。
チェック表

腰痛でお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで

いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログでは男性に多い腰痛についてご紹介していきました。原因別の対処法もご紹介していますので、自分の腰痛がどんな原因で発生しているのか当てはめてみてくださいね。年代問わずストレスが原因で腰痛になってしまう方も非常に多いです。知らず知らずの内にため込んでしまうストレスもあるとは思いますが、仕事の合間や休日などに趣味やスポーツなどでストレス解消をしてくださいね。

様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない腰痛でお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。

また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。


男性に多い腰痛とは?年代別の原因や症状・対処法について

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50%以上の母親が経験する産後の腰痛とは

2021年02月17日    

腰の痛みが酷くなってきた・・・八王子駅から徒歩5分、くわの森整骨院へお任せください!

今回は多くの母親を悩ます「産後の腰痛」について書いていきたいと思います。
八王子くわの森整骨院では産後の腰痛ケアも行っておりますので、お気軽にご利用ください。

産後の腰痛とは

産後の腰痛は、おおよそ50%〜60%の母親が経験すると言われています。

我が家も2人の子どもを授かりましたが、妻も妊娠中〜産後にかけて腰痛には悩まされているようでした。

産後はなぜ多くの母親が、腰痛になってしまうのでしょうか。

 

産後の腰痛の原因

出産後の腰痛の原因は大きく分けて、

  • 骨盤の緩み
  • 育児による腰への負担の増大

の2つです。この2つが重なって、産後の腰痛は起こります。

 

骨盤の緩み

妊娠中、お母さんの骨盤は胎児や羊水を収めるために左右に大きく広がる形になります。出産時には、赤ちゃんの通り道を確保するために恥骨は解離し、仙骨は後方に押され、坐骨も間が開く形になり、各骨の間の靭帯も伸びきった状態になります。

 

産後腰痛の多くは、この骨盤の緩みによるものです。緩んだ骨盤は、通常産後数ヶ月かけてもとの状態に戻ります。

しかし、産後十分に休息時間が確保できなかったり、もともと筋力の弱い(あまり運動をしてこなかった)方などでは、骨盤が締まりきらない・緩んだままになってしまう場合があるのです。

骨盤がもとの位置に戻っていない状態では、腰はもちろん首や肩、背中まで痛みが生じたり、尿漏れの原因となってしまいます。

 

育児による腰への負担の増大

出産でどんなに全身にダメージを受けていようが、骨盤が緩んで不安定な状態であろうが、出産直後(母体の体調によっては数日後)から、24時間体制での赤ちゃんのお世話が始まります。

骨盤が安定していない状況で、3kg程度の赤ちゃんを1日数時間抱きかかえ、10回〜20回前屈みになってオムツを変え、2〜3時間おきに授乳をする…。

とても過酷な状況に置かれる母親の身体にかかる負担は、はかり知れません。

健康体でも負担の大きい育児を、産後骨盤も不安定な状態で行うことは腰への大きな負担となります。

しかも、妊娠中にお腹が大きくなったことで、お腹周りの筋肉は薄く伸び、筋力も低下しています。腹筋による支えもきかず、もはや腰痛は必然的と言っても過言ではありません。

 

産後の腰痛の対策は?

 

マッサージに行ったり骨盤矯正に通うのが最善策ですが、自宅でできる腰痛対策もあります。いくつかご紹介しましょう。

 

骨盤ベルト

骨盤ベルトや産褥ベルトで骨盤を固定し、緩んで不安定になった骨盤を支えることで腰への負担を軽減することができます。また、骨盤が元の位置に戻るのをサポートする役目もあります。

骨盤ベルトは出産直後から使用可能です。腰への負担を考慮すると、できるだけ早い段階から骨盤ベルトを使用することをお薦めします。

 

骨盤体操

「骨盤体操」を毎日行うことで、ゆるんだ骨盤をもとの位置に導く効果が期待できます。

【図1】

【図2】


横になったまま膝を立てて、膝を左右に倒す体操(図①)や、お尻を持ち上げてキープする体操(図②)は、負担も少ないためお薦めです。

お尻を持ち上げてキープする体操は、骨盤底筋を鍛える効果もあり、骨盤がもとに戻りやすくなります。

多くの産院では退院時に「産褥体操」「骨盤体操」を指導もしくはやり方の紙を配布しています。退院時、そういった指導を受けられた方は、助産師。・医師の指導内容を実施することが一番安心安全です。退院時に指導がなかった場合でも、ネットやYouTubeで「骨盤体操」と検索すると様々な体操・筋肉トレーニング方法がヒットするので、参考にしながら実施してみて下さい。

※産後の身体に無理は禁物です。少しでもキツイ、痛いと感じたら、中止しましょう。

ストレッチ

お風呂あがりは忙しいでしょうから、赤ちゃんが寝た後で結構です。毎日数分で良いので、ストレッチを行うと、緊張した筋肉がほぐされて、腰痛を予防することができます。

腰痛予防には、下半身、とくに太ももの裏を伸ばすと効果的です。

 

休息

休めるときは休む、これが産後の身体にはいちばん効果的です。赤ちゃんが寝たら、お母さんも一緒に寝てください。掃除も洗濯も、多少やらなくても死にはしません。身体が辛い時は特に、ご家族に甘えて休みましょう。

 

 

対策をしていても中々腰痛が治らない、腰が痛くて辛い…そんな場合はプロの手を借りましょう。八王子くわの森整骨院では、産後腰痛のケアや、産後骨盤矯正を行なっています。

産骨盤矯正は産後3ヶ月頃から、遅くても産後6ヶ月以内に行うのが効果的です。

まずはお気軽にお電話下さい。

腰痛から開放され、より楽しく育児ができるよう我々スタッフ一同サポートさせていただきます。


50%以上の母親が経験する産後の腰痛とは

柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修


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会社員に多い「腰痛」デスクワークやストレスが原因?

2021年02月15日    

こんにちは。
JR八王子駅より徒歩5分の場所にある八王子くわの森整骨院です。

さて、今回のスタッフブログでは当院にお越しになる方の中でも特に多い、デスクワークやストレスが原因で腰痛でお困りの方に向けて原因と対処法をご紹介していきたいと思います。

テレワークで腰痛になる方が急激に増えています!

2020年は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務要請が増え、自宅でお仕事をする方が増えました。その中で、「テレワークをしている方は会社に出社している方に比べて3倍も腰痛が多い」ということが明らかになりました。

また、腰痛がある人が痛みを我慢して仕事をすることにより、どの程度の生産性が低下しているのかを調べた研究によると、腰痛のある人もない人も含めた従業員全員の平均として、1人あたり約3万円の損失が腰痛によって生まれていると言われています。

腰痛を抱えていることは、それだけで生産性の発揮を妨げ、集中力を低下させてしまい、業績を下げてしまうことが研究によってわかっています。

腰痛イラスト

腰痛は腰に痛みがたまった状態

長時間パソコンに向かったり、頻繁にスマートフォンをチェックしたりと、現代人の生活は猫背や前かがみの姿勢になりがちです。この姿勢が腰痛の原因になるということを既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

背骨を構成している椎骨(ついこつ)と椎骨の間には、クッションの役割をする椎間板があります。椎間板は、中央の髄核とそれを取り囲む線維輪という組織で構成されています。髄核は少しの姿勢の変化で移動すると考えられており、猫背や前かがみの姿勢を続けていると、本来の椎間板の真ん中にある髄核が後ろに移動してしまう可能性が高くなります。

無防備に物を持ち上げたり、くしゃみで前かがみになったりすると腰への負荷が強まります。その時に、髄核が大きくずれてしまい線維輪を傷つけてしまうことがあります。それがぎっくり腰と呼ばれている症状です。

そして、髄核がさらにずれて線維輪よりも外側に飛び出し、神経を刺激してしまった状態が椎間板ヘルニアと呼ばれる症状です。

ストレスで痛みを感じる仕組み

厚生労働省の推計によると、腰痛を痛みを抱えている方は約2800万人いるとわかっています。それだけ腰痛を持っている方が多いここ日本ですが、医師の診察やMRIなどの画像検査で腰痛の原因が特定できるのは、わずか15%の方のみです。
残りの85%の方は、原因を厳密に特定出来ない非特異的腰痛だと言われています。

原因が特定できる場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)、重い脊柱の病気などが挙げられます。
原因が特定出来ない残りの85%のケースでは、ストレスと関係していることも多く、時間が経つと痛みが消える場合もあります。

福島県立医科大学の研究では、ストレスが高まることによって脳の血流量が減少し、前脳にある側坐核(そくざかく)という部位の働きが低下すると、腰に痛みを感じやすくなるということがわかりました。

側坐核には鎮痛物質のオピオイドという物質を分泌させる機能があり、このオピオイドが正常に分泌されれば、炎症などによる身体の小さな痛みはおさえることができます。

デスクワークで腰痛になる原因

腰痛の仕組みについてわかったところで、まずはデスクワークで腰痛が起こる原因を挙げてみたいと思います。
業務によっては、事務書類の作成や電話対応、パソコン作業など、様々なデスクワークがあります。その中で腰痛があると集中力が低下してしまい、業務効率が悪くなってしまう可能性があります。

長時間同じ姿勢

デスクワークで腰痛が引きおこされる原因のひとつとして、長時間同じ姿勢でいることが挙げられます。

筋肉は身体を動かしながら使うよりも同じ姿勢を取り続ける方が疲労を蓄積しやすく、特にデスクワーク中は椅子に座りっぱなしで腰回りを動かす機会が減るため、腰回りに疲労が集中してしまうのです。そして、疲労が蓄積してしまうと筋肉が固まり、血行が悪くなってしまうのが問題です。

腰に負担がかかる座り方

腰に負担がかかる座り方や姿勢も腰痛を引き起こす原因となっています。
腰は、上半身と下半身を接合する重要な部分で、デスクワーク中は上半身や重たい頭を適正な位置で支えるために常にバランスを保っています。

姿勢が乱れてしまうと、その分、腰回りの筋肉に負担がかかってしまいます。
腰には大きな神経が通っており、悪い姿勢で負荷がかかると強い痛みを引き起こします。
腰痛が気になる人は日頃から無理な姿勢をしていないか、ご自身の姿勢を見直してみて下さい。

デスクワークが原因の腰痛の対処方法

まずは、腰痛になってしまったと感じた時に確かめていただきたいのは、腰痛の危険信号が有るか、無いかです。
腰痛は2つに分かれており、「ほとんどが自然に治るもの」と「医療機関で受診をしなければならないもの」です。
その中でも、医療機関で受診をしなければならないものの条件として以下の内容が挙げられます。

  • 25歳以下または55歳以上で初めて腰痛が生じた方
  • 時間帯や身体の動きに関係なく、ずっと同じ場所が痛む方
  • 急激な体重の減少を伴う方

反対に、この3つに当てはまらない腰痛の方は、自分で腰痛を治せる可能性があります。

腰へ負担が少ない座り方を意識

デスクワーク中の腰痛を予防するためには、腰に負担をかけにくい座り方をすることが大切です。
骨盤を立てて、背筋を伸ばした座り方をするように意識しましょう。腰の負担が軽くなる上に、見た目も美しい座り方にも見えるのでおすすめです。
椅子に深く座り、背もたれと背中の隙間をなくしましょう。セーブルに置く肘の角度が90度を保つようにすると背筋が伸びて、腰の負担が軽くなります。
または、足の裏をしっかり床につけて、膝の角度が90度になるようにするのも腰に負担をかけない座り方のポイントです。

作業環境を整える

腰に負担をかけない正しい姿勢を維持するためには、作業環境を整えることが大切です。まずは、デスクまわりの作業環境を見直ししてみましょう。
まず椅子は高すぎず、低すぎないものがベストです。足が浮いた状態だと姿勢が不安定になりやすいため、両足が床にきちんとつくように、椅子の高さを調整して下さい。
机に向かった時に、目とモニターが同じ高さになるように机の高さも調整しましょう。モニターは座るいちの正面に真っ直ぐに置いて、顔と程よい距離を保てるようにして下さい。

社会的・心理的要因がないかを探る

腰痛のほとんどが身体的なトラブルのみではなく、心理的な原因と関連していることがわかっています。
日頃の職場の人間関係で起こるストレスや、最近ですと、新型コロナウイルスに関連することも多いのではないでしょうか。
このようなストレスが蓄積した結果、腰痛になってしまう方は非常に多く、日によって痛みの場所が変わる、痛みの場所が自分でもはっきりと説明出来ない方などは、ストレスが腰痛の原因の1つになっているかもしれません。
自分自身でストレスを受けていると自覚を持つことで、ストレス度合いを正しく把握しやすくなります。

質問に答えて腰痛の傾向をチェック!

ここで行う7つの質問は、痛みの程度と日常生活での活動量を確認するためのものです。
こちらの質問に答えて、腰痛の傾向を知ることで適切な対策に繋がります。

  1. 腰痛のために諦めていることは何ですか?
  2. 今日の痛みを10段階で表すと、どれぐらいですか?
  3. 痛みが生じた時に何をしていましたか?
  4. 今の感情は?
  5. 昨日の睡眠の満足度は?
  6. 今日行った腰痛の対策は?
  7. 今日行った活動内容とその時間は?

いかがでしたでしょうか。
チェックしてみて、回答結果があまり良くない方は早めに腰痛への対策を行い始めた方が良い状態です。普段から定期的にこれらの質問を意識して生活してみてくださいね。

腰痛に強い身体づくりをする

腰痛に関して、効果が立証されている有酸素運動やヨガで腰痛に強い身体づくりをしてみましょう。テレワークで1日の歩数が減っている方は、ソーシャルディスタンスを意識しながら家の近くを散歩してみるなど、意図的に歩数を増やす努力をしてみるのもおすすめです。

痛みを感じるからと行って全く動かなくなってしまうことが、腰痛慢性化への大きな原因となります。無理のない範囲で、身体を動かすことを心がけてみて下さい。

目標としては、先月の平均歩数に+5%を設定すると良いでしょう。
外出への不安がある方は、ヨガやマインドフルネスがおすすめです。
ストレッチやエクササイズは腰痛に効く場合もありますが、腰痛のタイプによってはかえって悪化させてしまう場合もあるので注意して行ってください。

腰痛の痛みを体操でこまめに解消!

オフィスなどで簡単に実践できる体操も腰痛対策に効果的です。
姿勢を良くしなければならないとわかっていても、仕事に集中していると忘れてしまったり、デスクや椅子の高さが自分に合わなくて正しい姿勢を保つのが、難しい場合もあります。
日常生活の中でも、痛みはたまっていく物なので、溜めすぎないことが大切です。
簡単な体操をご紹介しますので、実践してみて下さいね。

  1. 足を肩幅よりやや広めに平行に開き、リラックスして立ちます。この時に膝は曲げずに、つま先で重心を保ちます。
  2. お尻より少し上の位置に両手を当てて、あごは軽く引いた状態で、ふーっと息を吐きながら骨盤を押し込み、胸を開きます。
  3. 骨盤をしっかり押し込んだまま、3秒間キープして元に戻します。
  4. 予防の場合は、1日に1回から2回、治療の場合は10回を目安に始めてみて下さい。

※体操する際の注意点※

  • 反らした時に腰に痛みや違和感があっても、元に戻して10秒以内に痛みが引けば心配ありません。この時の軽い痛みや違和感は、痛みがたまっている証拠です。
  • 元の姿勢に戻して10秒経っても痛みが残る場合は、いきなり押しすぎた結果なので、一度強度を弱めてみて下さい。
  • 体操を行っている際に、痛みやしびれが太ももやふくらはぎに放散する場合は、体操を中止して整形外科に相談しましょう。
  • 立ち仕事の方、高いヒールを履く方、妊娠中の方などでは猫背と逆に腰が反りすぎている場合もあります。この場合は、椅子の座り、腰をかがめる体操が効果的の場合もあります。

腰痛グッズを活用

正しい姿勢の維持はなかなか難しいため、腰痛グッズを活用するのも選択肢のひとつにしてみても良いでしょう。椅子に敷いて使う、チェアクッションを使用するだけでも上半身を支えやすくなり、腰への負担軽減に効果的です。

痛みを増やさないための日常生活

腰痛の痛みを増やさないためには、日常生活でやってしまいがちな悪い姿勢を改めることも大切です。デスクワークなどで長時間、椅子に座る時や、スマートフォンを見る時に少し工夫してみて下さいね。
背骨が緩やかなS字のカーブを描き、骨盤が前傾しているのが適切な姿勢です。
普段から猫背の人は、クッションやタオルなどで適切な姿勢が取りやすいように背骨をサポートしてあげましょう。

  • 腰の後ろ(椅子の背もたれ部分)にクッションを当てる
  • 薄い座布団や折ったスポーツタオルなどをお尻と椅子の座る部分に敷く

スマートフォンを見る時の対策

正しい姿勢で脚を組まないのが理想ですが、そうしようと頑張るとストレスを感じることもあります。
スマートフォンを見る際は、普段と反対に脚を組んで膝の上にカバンをのせるなどして身体が前傾しないように工夫してみましょう。

  • いつもと反対の脚で、脚を組む
  • カバンの上にひじを置き、スマートフォンの画面はのぞき込まない

腰痛でお悩みの方は八王子駅から徒歩5分!八王子くわの森整骨院まで

いかがでしたでしょうか。
今回のスタッフブログではデスクワークやストレスが原因で起こりやすい腰痛について、対処法をいくつかまとめてみました。色々な方法がありますので、腰痛でお悩みの方は是非1つだけでも取り入れてみてくださいね。

様々な方法を自分で試したけれども、自分では改善できない腰痛でお悩みの方は是非、八王子くわの森整骨院までご相談ください。
当院では一時的に痛みをとるのではなく、なぜその症状が出てしまっているのかきちんと原因をヒアリングした上で最適な施術を行なっていきます。

また、長く通っていただくのではなく、卒業していただけるように再発しないための日常でのアドバイスも含めてサポートさせていただいております。スタッフ一同、皆様が1日でも早く快適な日常生活を送ることができるよう心を込めてサポートさせていただきます。


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テレワークが原因で起こる身体の痛みとは

2021年02月8日    

腰の痛みが酷くなってきた・・・八王子駅から徒歩5分、くわの森整骨院へお任せください!

テレワークが続くことで身体の痛みを訴える人も増加しています。
そこで、テレワークが原因で身体の痛みが起こっている仕組みや、改善方法についてご紹介していきます。

テレワークによって起こる身体の痛みと原因

テレワークが導入されたことによって、出社する必要もなくなり自宅で仕事をすることが新しい生活様式の1つとして定着しつつあります。
しかし、テレワークが続くことによって肩や首、腰など身体のあちこちに痛みが生じていると訴える人も増えているのです。
こうした身体の痛みが起こる原因を、痛みの出る箇所ごとに見ていきましょう。

首の痛み

テレワークによって首に痛みや重さを感じるようになったという方は増加しています。
これは、テレワークによってパソコン画面を見る時の姿勢が問題になっていると言えるでしょう。
パソコン画面を見る際に、首を前に出すような姿勢になっていませんか?
この姿勢は、首に大きく負荷をかける姿勢となり、首回りの筋肉を緊張させてしまうことで痛みが生じてしまいます。
本来、首は重い頭を支えながら負荷を分散させるために湾曲を描いていますが、首を前に出すような姿勢が続くことで湾曲がなくなって「ストレートネック」と呼ばれる首になります。
ストレートネックになると首にはより負荷がかかりやすくなってしまいます。

肩の痛み

テレワークによって肩こりや肩の痛みが生じるようになったという方もいれば、これまでの慢性的な肩こりが悪化したという方もいるでしょう。
肩の痛みが起こる原因も、テレワークでパソコン画面を見る時の姿勢が関係しています。
作業している姿勢が悪ければ余分な負荷が肩にかかってしまいますし、集中することで肩に力が入ってしまい筋肉疲労を起こして痛みが生じます。
肩の痛みは首の痛みとセットで生じる方も少なくありません。

腰の痛み

テレワークによって腰痛が悪化した方や、これまで腰痛のなかった方も腰が重く感じるようになったという声をよく聞くようになりました。
これは、テレワークで同じ姿勢が長時間続くことで、腰に負荷がかかっていることが原因です。
腰に負荷が蓄積されれば筋肉が緊張して硬くなることで血流が悪くなり、痛みが生じるようになります。
また、出社していれば出退勤では歩くことになりますし、社内で多少動くこともあるでしょう。
こうした動きが自宅ではほとんどなくなるため、ますます筋肉が硬くなることで痛みが生じやすくなります。

身体の痛みを解消するためにできること

新型コロナウイルスの影響によるテレワークはまだ当分続く見込みですし、今後は新しい働き方としてテレワークが主流になる可能性もあります。
そのため、身体の痛みを解消するために日常的にできることを実践するようにしましょう。

・運動不足を解消する
・机や椅子の高さを見直す
・作業する際の姿勢に気を付ける
・同じ姿勢が続く場合には休憩を挟む

こうしたことを日常的に心掛けるだけでも身体の痛みの解消や、再発の予防に繋がります。

まとめ

テレワークが引き金となって首や肩、腰などに痛みが生じる人も増えていますが、日常の何気ない動作や姿勢が主に根本の原因です。
そして、こうした動作や姿勢は身体のゆがみを蓄積させることとなり、より一層痛みやこりを悪化させます。
当院では骨盤矯正によって身体のゆがみを調整し、根本の原因からの改善をサポートします。
テレワークで身体に痛みなど不調が現れるようになったという場合には、お気軽にご相談ください。


テレワークが原因で起こる身体の痛みとは

柔道整復師・八王子くわの森整骨院院長 剣持真克登監修


身体のゆがみを調整し、テレワークによる不調の改善をします。
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痛みを取り去り「再発させないように」しませんか?
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